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the “MANNER” exhibition #1 missing manners

the “MANNER” exhibition #1 missing manners
  • プロジェクト名: the “MANNER” exhibition #1 missing manners
  • 竣工日: 2007.03.26-04.01
  • 担当領域: エキシビションデザイン
  • 所在地: 東京都青山(Reed Space.)
  • 延床面積: 117.98 ㎡
  • タイトルスポンサー: Mobile Ashtray
  • ミュージアムアートワーク: Ryusuke Eda, BEL x 2, Chie Morimoto, UJT
  • タイトル: Kensho Onuki
  • 写真: 若林雄介
  • アワード: Display Design Awards 2007 Selected Work
Mobile Ashtray Museum主催の、マナーをテーマにしたアートエキシビジョンにおけるエキシビションデザイン。
エキシビジョンにおける空間は、期間限定であるという性質上、作る段階で、壊すことを意識する必要がある。それは同時に、多くのゴミを生み出すことでもある。
そうした現状に、できる限りゴミを生み出さないことをコンセプトとし、エキシビションデザインに必要な要素を、極力Reuse(再利用)可能なデザインとすることで、エキシビジョンのテーマに答えることにした。
展示の中心となる、携帯灰皿のディスプレイ什器のデザインを検討するにあたり、その携帯灰皿を作るプロセスを検証し、携帯灰皿の素材を巻いていた芯の紙筒に注目した。その紙筒を構造の中心とし、その径に合わせて、足及びアクリルBOXを製作することで、接着することなく組み立てが可能なディスプレイ什器が完成した。その紙筒は、現状でも大部分がReuseして使われていることから、今回の紙筒は、エキシビジョン終了後分解し、もともとあった携帯灰皿製作上のReuseのサイクルに再び組み込むことが可能である。そうすることで、単純に、一度使った物をもう一度使うと言うだけでなく、元々の製作上のエネルギーをも削減することが可能となった。
また、このエキシビジョンは、今後、数回にわたる開催が目標とされていた。よって、紙筒以外の部材、エキシビジョンのメインタイトル等の次回からも共通するサインもReuse可能なものとすることで、ゴミとなるのは、サブタイトル部分のカッティングシートのみとなった。
会場には、エキシビジョンロゴをプリントした、大きな鏡を設置してあり、覗き込むと"マナー"の文字越しに、自分の顔が映る。
できることから少しずつ、自分を見つめ直していきたいものである。
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