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+81 Gallery +lab

+81 Gallery +lab
  • プロジェクト名: +81 gallery +lab
  • 竣工日: 2010.03
  • 担当領域: インテリアデザイン
  • 所在地: 東京都千代田
  • 延床面積: 52.7㎡
  • 写真: 若林雄介
東京都秋葉原の一角、旧練成中学校のリノベーションによりオープンした、アートスペース"3331 Arts Chiyoda" に位置するギャラリーのデザイン。
カプセル・コンセプト・ギャラリーをテーマに、"+81 gallery +lab"という箱を置くように空間を作り上げて行くことで、世界中どこにでも、カプセルを移動するように展開できることを目指した。
世界中の様々なコンディションの空間で展開することをふまえて、周辺環境を活かし、そこでしか存在し得ない強さを求める方法が、"+81 gallery +lab" のアイデンティティをぶれることなく表現する為にふさわしいと考た。
3331 Arts Chiyodaにおける、"+81 gallery +lab" という箱は、床の光沢感の切り替えによってその境界が表現されていて、光沢のある巾木と、その端部の納まりによって、箱であることを感覚的に認知できるように意図されている。箱の外は、既存の状態と必要なプログラムを照らし合わせながら、最小限の操作にとどめることで、メインである"箱"を際立たせられればと考えた。
教室と廊下の境界として存在していた壁面は、枠を塗り残し、曖昧な存在とすることで境界のずれを生み出し、正面のギャラリー壁にあけられた開口からは、そのまま残された教室の壁面が、窓から見える木々の緑と合わせて、箱の外の風景として切り取られている。
世界中で表現される"+81 gallery +lab"のアイデンティティが、若いアーティストの飛躍とともに広がって行くことを期待している。
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