FUBU Gwangbok-Dong
- プロジェクト名: FUBU Kwangbok-Dong
- 竣工日 : 2008.10
- 担当領域: Architecture Design
- 所在地: 釜山
- 延床面積: 377.4 ㎡
- 撮影: 若林雄介
対象地は、"昔ながらの市場"と"整備されたゆとりある歩行空間"という、対照的な2つのエリアの境界に位置している。
"歴史"と"変化"を象徴しているように見えるこの場所で、わずかでも歴史の記憶を残そうとすることは、街が変化すればするほどブランドのアイデンティティに強度を与えると考え、長い時間をかけて無意識に形成されたと思われる既存物件の開口パターンを活かして、ファサード全体をデザインしている。
1階のファサードは、前面道路の緩やかな流れをふまえセットバックさせることで、境界ぎりぎりまで立ち並ぶ周囲の店舗との差別化していて、セットバックによってできる余白によって、自然に人がとどまることを促すことで、"FUBUで待ち合わせ"と言う、プログラムとは関係のないキーワードによって、ブランドがより広範囲に浸透することを目指している。
エントランスに対して、象徴的に配置した階段には、屋上までの吹き抜けから自然光が降り注ぐ。それは、これから成長していくであろうブランドの、プレゼンテーションのための舞台として、ブランドのアイデンティティをより広めるためのイベントの為の舞台として、広く機能するとかんがえている。
この店舗が、"FUBU"のアイデンティティを発信しながら、Kwangbok-Dongの新しいランドマークとして、街に馴染み、通りに新しい流れを生み出すことを期待している。