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Komae Medical Building

Komae Medical Building
  • プロジェクト名: 狛江メディカルビルディング
  • 竣工日: 2022.04
  • 所在地: 東京都狛江市
  • 担当領域: 建築デザイン
  • 用途: クリニック、薬局
  • 延床面積: 404㎡
  • プロジェクトチーム: 岡部修三、進藤耕也 (Design)、上川聡 (Design & Management)
  • 施工: 秀建
  • コラボレーション: ANDO Imagineering Group (Structure design)、EOSplus (Equipment design)、野田竜平 (Graphic design)
  • 写真: 志摩大輔
都心から15キロ程度の住宅街に位置する、地域に根ざした医療系テナント(薬局、内科、整形外科等)を想定したテナントビルのデザイン。
敷地は、駅から程近く、都心と郊外をつなぐ 通称「世田谷通り」に面していて、駅から近隣住宅地への抜け道と、視界が抜ける交差点が特徴的で、大通りに面した歩道には常に人が行き交う立地であった。この場所で、地域の日常に寄り添い馴染む場所となること、そして街の景観に程よく変化をつけ、リズムを生み出すような建築となることを目指すこととした。
歩道に面した地上階は、歩行者の視点と街に馴染むスケールを重要視して、歩道に対して雁行させたり、角をとったりすることで、通りに対して余白を生み出し、同時に、想定される3つのテナントそれぞれに個別のファサードを持たせることを可能とした。また、駅からの抜け道として利用される交差点側はボリュームをセットバックさせ、地域の日常の中にできる限り寄り添う建ち方を目指した。
街に対するファサードとなる2階は、大通りを行き交う車からの視点と、通りを渡った反対側の歩道からの視点など、街に対しての建ち方を重要視していて、均等に配置した開口部とルーバーの反復、そして交差点に向かってほんのわずかに色が濃くなる外壁のグラデーションによって、行き交う人の風景にリズムを生み出せないかと考えた。また、交差点に対してR形状のボリュームとすることで、大通りと抜け道を区切ることなく繋ぎ、片持ちではね出すことで街に馴染みながらも、際立つ独自の存在感を目指した。
2階テナント部分は、外部に均等に配置した連続窓によって、交差点に対して気持ちの良い解放感を実現し、できる限りフレキシブルに大空間を活用できるように、周辺部にフィーレンディールトラスを配置することで、無柱空間を実現している。
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